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漢検・英検は何級から受けるべき?学年別の目安と級の選び方

漢検・英検の学年別の受験目安と、チャレンジ型・確実型の級の選び方、入試での優遇措置がわかります。

漢検(日本漢字能力検定)や英検(実用英語技能検定)は、何級から受ければいいのか迷う人が多い検定です。学年が上がるたびに「そろそろ次の級を受けようか」と考えるものの、目安が分からず先延ばしにしてしまうこともあります。この記事では、漢検・英検それぞれの級の構成と、学年ごとの目安、級を選ぶときの考え方を解説します。

1. 漢検の級の構成と学年の目安

漢検は10級から1級まで、合計12段階(10級・9級・8級・7級・6級・5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級)で構成されています。数字が小さくなるほど難易度が上がる仕組みです。

日本漢字能力検定協会は、それぞれの級について「小学校◯年生修了程度」のような目安を公表しています。これは文部科学省の学習指導要領に基づく「学年別漢字配当表」(どの漢字をどの学年で学習するかを示した表)とおおむね対応する形になっており、学校で習う漢字の範囲とリンクさせて級を選びやすくなっています。

目安となる学年
10級小学校1年生修了程度
9級小学校2年生修了程度
8級小学校3年生修了程度
7級小学校4年生修了程度
6級小学校5年生修了程度
5級小学校6年生修了程度
4級中学校在学程度
3級中学校卒業程度

準2級・2級・準1級・1級はさらに上の高校在学程度から大学・社会人レベルまでをカバーしており、学年が上がるにつれて挑戦できる級の幅も広がっていきます。

2. 英検の級の構成と学年の目安

英検は5級から1級まで、5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7段階で構成されています。漢検と同様、数字が小さくなるほど難易度が上がります。

日本英語検定協会は、各級について「中学初級程度」「高校中級程度」のような「めやす」を公表しています。これに基づいて、学年ごとにおおよそどの級が目安になるかを捉えることができます。

めやすとされる学習レベル
5級中学初級程度
4級中学中級程度
3級中学卒業程度
準2級高校中級程度
2級高校卒業程度
準1級大学中級程度
1級大学上級程度

ただし、これらはあくまで協会が示す目安であり、実際の英語力には個人差があります。学年が同じでも、すでに上の級に十分対応できる実力がある人もいれば、もう少し基礎を固めたい人もいます。

3. 級を選ぶときの2つの考え方

受験する級を決めるときは、大きく次の2つの方針が考えられます。

  • チャレンジ型:今の学年の目安より少し上の級に挑戦し、目標を持って学習を進める
  • 確実型:今の実力で無理なく合格できる級を選び、合格の実績と自信を積み重ねていく

どちらが正しいというものではなく、本人の目的や性格によって合う方針は変わります。「合格して自信をつけたい」段階なら確実型、「入試などに向けて少し高い目標を持ちたい」段階ならチャレンジ型、というように使い分けるのも一つの考え方です。

4. 検定が役立つ場面

漢検・英検は、学習の目標づくりだけでなく、入試などの実際の場面で役立つことがあります。

  • 入試の優遇措置:一定の級を取得していると、入試の評価で加点・優遇される学校がある
  • 推薦入試の出願資格:学校推薦型選抜などで、出願条件の一つに検定の級が含まれている場合がある
  • 英検は大学入試の英語科目の免除や、得点換算の対象とされている大学・学部がある

優遇措置の有無や条件は学校ごとに異なるため、志望校がある場合は早めに募集要項などで確認しておくことをおすすめします。

5. TOEICなど他の英語試験との違い

英検以外にも、TOEICやTOEFLといった英語の試験があります。英検は「合格・不合格」という級の認定型である一方、TOEICはスコア(点数)で実力を表す試験です。TOEICはビジネス英語の場面を想定した内容が中心で、主に大学生以降の就職活動や社会人のスキル証明として使われることが多い傾向があります。

英検は中学・高校生のうちから段階的に挑戦しやすい級の構成になっているため、学校生活の中での学習目標としては英検、就職活動や社会人としての英語力証明にはTOEICを使い分けるのが一般的な傾向です。

6. 準2級プラス・準1級プラスなど中間級の存在

英検には、2016年度から「準2級プラス」「準1級プラス」という、既存の級の間を埋める形で出題範囲が調整された試験も導入されています。これは、級と級の間の実力差が大きく感じられる受験者に向けて、より細かいステップで挑戦できるようにする狙いがあるとされています。すべての受験生が使う必要はありませんが、今の級と次の級の間に大きな壁を感じている場合は、こうした中間的な選択肢も検討してみる価値があります。

7. 受験のタイミングと申し込み方法

漢検・英検はいずれも年に複数回実施されており、学校を通じて申し込む「団体受験」と、自分で会場を選んで申し込む「個人受験」の2つの方法があります。団体受験は在籍している学校で実施日が決まっているため学校の予定に合わせる必要がありますが、個人受験であれば自分の都合に合わせて受験日や会場を選べる自由度があります。初めて受験する場合は、学校で団体受験の案内がないか確認し、案内がなければ公式サイトから個人受験の申し込み方法を調べてみるとよいでしょう。

どちらの検定も、コツコツと積み重ねた学習が結果として形に残りやすい試験です。無理のない級から一つずつ挑戦し、合格の実績を積み重ねていくことが、学習を継続するモチベーションにもつながります。

目標とする級が決まったら、まずは過去問を1回解いてみて、今の実力と目標とのギャップを具体的に、そして正確に把握するところから始めてみましょう。

小さな成功体験を積み重ねながら、一段ずつ着実にステップアップしていきましょう。

まとめ

漢検は学習指導要領の学年別漢字配当表、英検は協会が示す「めやす」に基づいて、それぞれ学年ごとの目安となる級があります。級を選ぶときは、少し上の級に挑戦するか、確実に合格できる級を固めるかという方針をまず決めるとよいでしょう。漢検・英検 学年別レベル目安ツールで、自分の学年に合った目安級を確認してみてください。

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