パスワード生成ツール
文字数・文字種を指定するだけで、暗号学的に安全なランダムパスワードがすぐ生成できます。類似文字除外・重複なし設定にも対応。
最終更新:2026年9月9日 / 運営:sesebox(運営者情報)
「パスワードを生成する」を押すと、ランダムなパスワードが作成されます。
① このツールの使い方
- •1. 文字数を決める:4〜64文字の範囲で指定します。8/12/16文字のボタンからワンタップで切り替えることもできます。
- •2. 文字の種類を選ぶ:英大文字・英小文字・数字・記号から使いたい種類にチェックを入れます。最低1つは選ぶ必要があります。
- •3. 必要ならオプションを付ける:「類似文字を除外する」「同じ文字を重複させない」を必要に応じてオンにします。
- •4. 「パスワードを生成する」を押す:条件に沿ったランダムなパスワードが1つ作られます。
気に入らなければ何度でも押し直せます。生成結果には強度の判定(弱い〜非常に強い)と、使われている文字種の内訳も一緒に表示されます。
② パスワードの強さはどう決まるか(エントロピーの考え方)
このツールは、パスワードの強さをエントロピー(ビット数)という指標で計算しています。これは「第三者が総当たりで正解を当てるまでに、どれだけの組み合わせを試す必要があるか」を表す数値です。
エントロピー(ビット) = 文字数 × log₂(使える文字の種類数)
たとえば英大文字・英小文字・数字の3種類(合計62文字)を使った12文字のパスワードなら、12 × log₂(62) ≒ 約71ビットになります。数字が1つ増えるごとに組み合わせが62倍になっていくイメージです。文字数を増やすほうが、文字種を1つ増やすよりも強度への影響が大きくなります。
③ 強度の目安
| 判定 | ビット数の目安 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 弱い | 40ビット未満 | 使い回さない・すぐ変更を検討 |
| 普通 | 40〜60ビット | 重要でないサービスなら実用範囲 |
| 強い | 60〜80ビット | 多くの用途で十分な強度 |
| 非常に強い | 80ビット以上 | 重要なアカウント・マスターパスワード向き |
あくまで理論上の総当たり耐性の目安であり、実際の安全性はサービス側の対策(試行回数制限など)にも左右されます。
④ 「類似文字を除外する」「重複させない」とは
類似文字を除外するは、0(ゼロ)とO(オー)、1(いち)とl(エル)とI(アイ)など、フォントによっては見分けがつきにくい文字をパスワードから外すオプションです。手で書き写して使う場合や、電話で他人に伝える場合に読み間違いを防げます。
同じ文字を重複させないは、パスワード内で同じ文字が2回以上使われないようにする設定です。ただし文字数が多いのに選んだ文字種が少ないと、重複なしでは作れない組み合わせになることがあります。その場合はエラーが表示されるので、文字種を増やすか文字数を減らしてください。
⑤ 覚えやすさより長さを優先する
「短くて覚えやすいパスワードに、意味のある単語を混ぜる」よりも、「長くてランダムな文字列にして、パスワード管理アプリに保存する」ほうが総当たり耐性は高くなります。特に複数のサービスで同じパスワードを使い回すと、1つのサービスから漏えいした場合に他のサービスも危険にさらされるため、サービスごとに違うパスワードを生成して使うのがおすすめです。
⑥ 「乱数の質」がなぜ重要か
単純にMath.random()のようなプログラミング言語の標準的な乱数関数を使ってパスワードを生成すると、実はセキュリティ上の問題が起きることがあります。多くの言語の標準乱数は「予測しやすさ」を許容する代わりに高速に動く設計になっており、生成の仕組みや直前の出力がわかると、次に出る値がある程度推測できてしまう場合があるためです。このツールは、ブラウザに備わっている暗号学的に安全な乱数生成機能(Web Crypto API)を使っています。これはパスワードや暗号鍵の生成を想定して設計されたもので、出力から次の値を予測することが実質的にできません。あわせて、単純な剰余演算(あまりを取る計算)による「特定の文字がわずかに出やすくなる偏り」も起きないように、内部で引き直し処理を行っています。
ランダムな文字列がもう1種類必要な場合は、UUID生成ツールも同じくWeb Crypto APIベースの乱数で動いています。生成した値をハッシュ化して比較したいときはハッシュ生成ツールをご利用ください。
⑦ パスワード管理アプリと組み合わせて使う
このツールで生成したパスワードは、その場でコピーして使えますが、サービスごとに違う長いランダムなパスワードを何十個も自分の記憶だけで管理するのは現実的ではありません。多くの人は、生成したパスワードをパスワード管理アプリ(パスワードマネージャー)に保存し、必要なときに自動入力する運用をしています。管理アプリ側にマスターパスワード1つだけを覚えておけばよいため、「短くて覚えやすいパスワードを使い回す」よりも安全性と利便性を両立させやすい方法です。管理アプリを導入する際は、マスターパスワードだけはこのツールでもとくに長め(16文字以上)に生成し、他とは絶対に重複しないものを設定することをおすすめします。
⑧ 二段階認証と組み合わせるとさらに安全になる
どれだけ強いパスワードを設定しても、フィッシング詐欺や情報漏えいによって第三者に知られてしまうリスクをゼロにすることはできません。そのため、パスワードに加えてスマートフォンアプリのワンタイムコードやSMS認証を組み合わせる「二段階認証(多要素認証)」を設定できるサービスでは、あわせて有効にしておくことが強く推奨されています。パスワードだけが漏れても、二段階認証があれば不正ログインを防げる可能性が高まります。このツールで強いパスワードを作ることと、二段階認証を設定することは、どちらか一方ではなく両方をセットで行うのが安全性を高める基本の考え方です。
生成されたパスワードは安全ですか?
暗号学的に安全な乱数生成(Web Crypto API)を使ってブラウザ内で生成しており、サーバーに送信したり保存したりすることはありません。
どれくらいの文字数がおすすめですか?
一般的には12文字以上、できれば16文字以上で、英大文字・英小文字・数字・記号をすべて含めるとより安全です。8/12/16文字のボタンからすぐに切り替えることもできます。
記号を使えないサイトがあります
「記号を含める」のチェックを外すことで、英数字のみのパスワードを生成できます。
「類似文字を除外する」とは何ですか?
0(ゼロ)とO(オー)、1(いち)とl(エル)とI(アイ)など、見た目が紛らわしい文字をパスワードに含めないようにするオプションです。手で書き写したり、人に伝えたりする際に間違いにくくなります。
「同じ文字を重複させない」とは何ですか?
パスワード内で同じ文字が2回以上使われないようにするオプションです。文字数が多い、または選択した文字種が少ない場合、重複なしでは生成できないことがあります。その場合は文字数を減らすか、文字種を増やしてください。