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TOEICは英検で何級?CEFRを使った換算の目安と注意点

TOEICと英検に直接の換算式がない理由と、CEFRを間に挟んだ対応の目安、換算値がそのまま使えない場面がわかります。

最終更新:2026年9月14日 / 運営:sesebox(運営者情報)

「TOEIC700点は英検で何級くらい?」という疑問は、就職活動でどちらを書くか迷ったときや、次にどの試験を受けるか決めるときによく出てきます。TOEICと英検は直接換算する公式の計算式があるわけではありませんが、CEFRという共通のものさしを間に挟むことで、おおまかな対応を知ることはできます。この記事では、その対応の目安と、換算がどこまで信用できるのかを整理します。

1. 直接の換算式はない。CEFRを間に挟む

TOEICと英検は、出題形式も測定する技能も違う試験です。TOEIC L&Rは読む・聞くの2技能、英検は読む・聞く・書く・話すの4技能を測ります。そのため「TOEIC○点=英検○級」と1対1で置き換えられるものではありません。

そこで使われるのがCEFR(セファール)です。CEFRは語学の習熟度をA1(初級)からC2(最上級)までの6段階で示す国際的な指標で、文部科学省が各資格・検定試験とCEFRの対照表を公表しています。それぞれの試験のスコアを一度CEFRに置き換えることで、間接的に比較できるという仕組みです。

2. 対応の目安

文部科学省の対照表をもとにすると、おおまかな対応は次のようになります。

CEFRTOEIC L&Rスコアの帯英検の目安
C1945〜9901級
B2785〜944準1級
B1550〜7842級
A2225〜549準2級
A1120〜2243級

よく聞かれる水準に当てはめると、TOEIC600点台なら英検2級のあたり、TOEIC800点台なら英検準1級のあたり、という見方になります。ただし帯が広いことからも分かるとおり、これはかなりざっくりした対応です。

自分のスコアがどのレベルに入るかは、TOEICスコア換算ツールにスコアを入力すると、CEFRレベルと英検・TOEFL iBT・IELTSの目安をまとめて確認できます。

3. 換算はあくまで目安(ここが大事)

対応表があると正確な換算ができるように見えますが、実際にはズレが出ます。理由は主に3つです。

  • •測る技能が違う:TOEIC L&Rには話す・書くが含まれない。同じ人でも英検では結果が変わりうる
  • •問題の傾向が違う:TOEICはビジネスや日常の場面が中心、英検は社会的な話題や自分の意見を述べる問題が入る
  • •帯が広い:たとえばCEFR B1に対応するTOEICの帯は550〜784点と200点以上の幅がある

「TOEIC730点だから英検2級は確実に受かる」といった判断はできない、と考えておくのが安全です。あくまで自分の位置をおおまかに把握するための目安として使ってください。

4. 提出先が決まっているなら、その試験を受けるのが確実

出願条件や応募条件でスコアが指定されている場合、換算値が認められるとは限りません。「英検2級以上」と書かれているところにTOEICのスコアを出しても、そのままでは条件を満たさない扱いになることがあります。

  • •大学入試:出願要項で使える試験と基準スコアが指定されていることが多い
  • •就職活動:エントリーシートにTOEICスコアの記入欄があることが多く、TOEICが求められやすい
  • •交換留学:TOEFL iBTやIELTSが指定されることが多い

換算表は「今の自分がどのくらいか」を知るために使い、提出先が決まっているなら指定された試験を受けるのが結局いちばん確実です。

5. どちらを受けるか迷ったときの考え方

提出先が決まっていない段階なら、次のような整理ができます。

こういう場合向きやすい試験理由
就職活動を意識しているTOEIC L&R記入欄があることが多く、点数で示せる
4技能をまとめて証明したい英検話す・書くを含めた資格として示せる
海外の大学に出す予定があるTOEFL iBT / IELTS指定されることが多い

TOEICスコアが求められる場面やCEFRの考え方についてはTOEICスコアの目安とは?で詳しく解説しています。

6. IPテストとの違いにも注意

大学や企業で団体受験として実施される「TOEIC IPテスト」は、公開テストと同じ出題内容・採点方法を使っていますが、認定証の様式や、一部の応募条件で「公開テストのスコアのみ有効」とされる場合がある点に注意が必要です。IPテストのスコアが出願先や応募先で認められるかどうかは制度によって異なるため、就職活動や留学など重要な場面でスコアを提出する予定がある場合は、事前にどちらのテスト区分が必要とされているかを確認しておくと安心です。

まとめ

TOEICと英検に直接の換算式はなく、文部科学省が公表するCEFRの対照表を間に挟んで対応づけるのが一般的です。目安としてはTOEIC550〜784点が英検2級、785〜944点が準1級のあたりに位置づけられます。ただし測る技能も出題傾向も違うため、換算値はあくまで自分の位置を知るためのものです。出願や応募でスコアが指定されている場合は、必ず募集要項で認められる試験と基準を確認してください。

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