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健康・体

年齢・性別で違う基礎代謝の平均値:自分の代謝は高い?低い?

厚生労働省データをもとに、自分の年代・性別の基礎代謝平均値と加齢で代謝が落ちる仕組みが確認できます。

最終更新:2026年9月14日 / 運営:sesebox(運営者情報)

「最近太りやすくなった気がする」「若い頃より代謝が落ちた」という感覚は多くの人が持ちます。基礎代謝(BMR)は年齢や性別によって大きく異なります。この記事では、年代・性別ごとの基礎代謝の平均値と、代謝が変化する仕組みを解説します。

1. 基礎代謝(BMR)とは

基礎代謝量(BMR:Basal Metabolic Rate)とは、何もせず安静にした状態で生命を維持するために最低限消費されるエネルギー量のことです。心臓を動かす、呼吸する、体温を保つ、内臓を動かすといった生命維持のための活動が含まれます。

1日の総消費カロリー(TDEE)のうちおよそ約60〜70%程度を占めるのが基礎代謝です。自分の基礎代謝は基礎代謝計算ツールで確認できます。

2. 年代・性別ごとの基礎代謝の平均値

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に基づく、年代・性別ごとの参照基礎代謝量は以下の通りです。

年齢男性(kcal/日)女性(kcal/日)
15〜17歳約1,610約1,310
18〜29歳約1,530約1,110
30〜49歳約1,530約1,160
50〜64歳約1,480約1,110
65〜74歳約1,400約1,080
75歳以上約1,280約1,010

これらは「参照体位(年齢別の標準的な身長・体重)」に基づく推計値です。実際の基礎代謝は体格(身長・体重・筋肉量)によって個人差が大きいため、自分の数値は計算ツールで算出するのが正確です。

3. なぜ年齢とともに基礎代謝が下がるのか

筋肉量の減少(サルコペニア):筋肉は脂肪より多くのエネルギーを消費します。加齢とともに筋肉量が自然に減少(30歳以降、年間約1%程度)するため、基礎代謝も低下していきます。

ホルモンバランスの変化:成長ホルモンや性ホルモン(テストステロン・エストロゲン)の分泌量が加齢とともに低下します。これらのホルモンは筋肉の維持・合成に関わるため、分泌量の低下が筋肉量減少→基礎代謝低下につながります。

内臓機能の変化:肝臓・腎臓などの内臓は基礎代謝の大きな部分を占めています(肝臓だけで全体の約20〜30%)。加齢により内臓の機能が緩やかに低下することも基礎代謝低下の一因です。

4. 男女で基礎代謝が違う理由

同じ年齢でも、男性は女性より基礎代謝が高い傾向があることが知られています。主な理由は筋肉量の違いです。男性はテストステロンの影響で筋肉量が多く、体の大きさも一般的に大きいため、より多くのエネルギーを消費します。

ただし、女性は体重あたりの体脂肪率が高い傾向があり(女性ホルモンの働きで脂肪を蓄えやすい)、筋肉量に対して体重が重くなりやすいことも基礎代謝の男女差に影響しています。

5. 自分の基礎代謝が平均より高い・低い場合

平均より高い場合:体格が大きい・筋肉量が多い・甲状腺機能が活発、などが考えられます。太りにくく、エネルギー消費が多い体質です。

平均より低い場合:体格が小さい・筋肉量が少ない・運動不足が続いている、などが考えられます。同じ食事量でも体重が増えやすい傾向があります。基礎代謝を上げる方法については基礎代謝を上げる方法で解説しています。

また、基礎代謝だけでなく1日の総消費カロリーを把握したい場合はTDEE計算ツールを、体脂肪率との関係を知りたい場合は体脂肪率とBMIの違いも参考にしてください。

6. 加齢による基礎代謝の低下にどう対応するか

基礎代謝の低下は加齢に伴う自然な変化ですが、何もせず受け入れるしかないわけではありません。筋力トレーニングによる筋肉量の維持・増加は、年齢を問わず基礎代謝の低下を緩やかにする効果が期待できます。

特に40代以降は、何もしなければ年間で筋肉量が落ちていくペースが速まるとされており、週2〜3回程度の筋トレを継続することが、若い頃と同じような食事量を保ちながら体重を維持するための現実的な対策になります。基礎代謝を上げる具体的な方法は基礎代謝を上げる方法で紹介しています。

7. ライフステージによる基礎代謝の変化

基礎代謝は年齢だけでなく、成長期や妊娠・出産といったライフステージによっても変化します。成長期にあたる15〜17歳の基礎代謝が表の中でもっとも高い水準にあるのは、体の成長そのものに多くのエネルギーが使われているためです。骨や筋肉が急速に発達する時期は、安静時であっても細胞の新陳代謝が活発になり、大人になってからよりも高いエネルギー消費が必要になります。

妊娠中・授乳中の女性も、胎児の成長や母乳の生成に必要なエネルギーを供給するため、基礎代謝が通常より高くなる傾向があります。厚生労働省の食事摂取基準でも、妊娠期・授乳期は年齢別の基礎代謝に加えて付加的なエネルギー量が必要とされており、通常の年代別平均値をそのまま当てはめて判断しないことが大切です。体調や食事量の管理については、自己判断ではなく産婦人科などの専門家の指導を受けながら進めるようにしてください。

まとめ

基礎代謝は18〜29歳がピークで、その後加齢とともに緩やかに低下します。主な原因は筋肉量の減少とホルモンバランスの変化です。男性は女性より筋肉量が多いため基礎代謝が高い傾向があります。成長期や妊娠・授乳期のようにライフステージによって必要なエネルギー量が変わる時期もあるため、年代別の平均値はあくまで目安として捉えてください。自分の正確な基礎代謝は基礎代謝計算ツールで確認してみてください。

参考にした公的資料

計算結果は一般的な計算方法にもとづく目安であり、個別の状況での税額・金額・健康状態を保証するものではありません。 制度や数値は改正・更新されることがあるため、重要な判断の前には上記の公式情報や専門家(税理士・医師など)でご確認ください。

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