IPv4サブネット計算ツール
IPアドレスとCIDRを入力するだけで、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・利用可能なホスト数・IPレンジがわかります。ネットワーク設計に。
最終更新:2026年9月9日 / 運営:sesebox(運営者情報)
利用可能なホスト数は、サブネット内の全アドレス数からネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を除いた数です。 10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16の範囲はプライベートIPアドレスとして予約されており、社内LANなどで自由に使用できます。入力した内容はブラウザ内のみで処理され、サーバーに送信されることはありません。
① このツールの使い方
- •1. IPアドレスを入力する:「192.168.1.10」のように、0〜255の数字を4つピリオドで区切った形式で入力します。
- •2. サブネットマスク(CIDR)を選ぶ:「/24」のようなプレフィックス長を選択します。
入力すると同時に、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・利用可能なホスト数・利用可能なIPアドレスの範囲がまとめて表示されます。入力したIPアドレスが「プライベートIP」「パブリックIP」「ループバックアドレス」のどれに該当するかも自動で判定されます。
② CIDR表記とは何か
IPアドレスの後ろに「/24」のようにスラッシュとビット数を付ける記法をCIDR(Classless Inter-Domain Routing)表記と呼びます。このビット数は「サブネットマスクの先頭から何ビットが1で埋まっているか」を表しており、「/24」は「255.255.255.0」というサブネットマスクとまったく同じ意味になります。数字が大きいほど、ネットワーク部として使われるビット数が多くなり、逆に1つのネットワークに割り当てられるホスト部の範囲(利用できるアドレスの個数)は狭くなります。
③ ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・利用可能ホスト数の計算
IPv4アドレスは32ビットの数値で、CIDR表記のビット数でネットワーク部とホスト部に分けられます。ネットワークアドレスはホスト部をすべて0にしたアドレス、ブロードキャストアドレスはホスト部をすべて1にしたアドレスで、どちらも「特定の端末」を指すアドレスとしては使えません。そのため利用可能なホスト数は、通常「サブネット内の全アドレス数から、この2つを除いた数」として計算されます。
| プレフィックス | サブネットマスク | 利用可能ホスト数の目安 |
|---|---|---|
| /24 | 255.255.255.0 | 254台(256から2を引いた数) |
| /28 | 255.255.255.240 | 14台 |
| /30 | 255.255.255.252 | 2台(点対点リンクなどに使われる) |
| /31 | 255.255.255.254 | 2台(両方のアドレスが利用可能な特殊なケース) |
| /32 | 255.255.255.255 | 1台(単一のホストを表す) |
/31と/32は、通常のルールとは異なる扱いをする特殊なケースとして規格で定められています。このツールもこの2つについては例外として正しく計算します。
④ プライベートIPアドレスとは
10.0.0.0/8・172.16.0.0/12・192.168.0.0/16の範囲は、社内LANや家庭内ネットワークなど、インターネットに直接公開しない範囲で自由に使ってよい「プライベートIPアドレス」として予約されています。これに対して、それ以外の一般的なIPアドレスは「パブリックIPアドレス」と呼ばれ、インターネット上で一意に管理されています。このツールでは、入力したIPアドレスがこれらの範囲や、自分自身を指すループバックアドレス(127.0.0.0/8)、DHCPで割り当てに失敗したときに使われるリンクローカルアドレス(169.254.0.0/16)に該当するかどうかも判定して表示します。
⑤ 実務での使いどころ
社内ネットワークやクラウド(AWSのVPC・GCPのVPCなど)のIPアドレス範囲を設計する際、「このCIDRブロックには何台の端末を収容できるか」「この範囲は別のサブネットと重複していないか」を確認する場面でよく使われます。たとえば「/24を4つのサブネットに分けたい」という要件があれば、それぞれのサブネットを/26(62台ずつ収容可能)にする、といった設計の見当をつける際の計算に役立ちます。ネットワークの設定でトラブルが起きたときも、実際のIPアドレスとサブネットマスクをこのツールに入力すれば、その端末がどのネットワーク範囲に属しているのかをすぐに確認できます。
入力したIPアドレスの処理はすべてブラウザ内のJavaScriptで行われ、サーバーに送信されることはありません。IPアドレスをはじめとするネットワークの基礎知識はIPv4サブネットの基礎を解説した記事にまとめています。
⑥ サブネット分割の具体例
たとえば会社で「192.168.1.0/24」という254台分のネットワークが割り当てられているとします。これを部署ごとに4つの小さなネットワークに分けたい場合、プレフィックスを/24から/26に変更すると、1つのサブネットあたり62台を収容できる4つのブロック(192.168.1.0/26・192.168.1.64/26・192.168.1.128/26・192.168.1.192/26)に分割できます。このツールで各ブロックの先頭アドレスと/26を入力すれば、それぞれのネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・利用可能な範囲を個別に確認でき、部署間でIPアドレスが重複しないよう設計する際の助けになります。
⑦ IPv6との違いについて
このツールが扱うのはIPv4(32ビット)ですが、近年はアドレス枯渇問題への対応として128ビットのIPv6も普及が進んでいます。IPv6ではアドレス空間が桁違いに広いため、IPv4のように「利用可能ホスト数を1台単位で計算して節約する」という考え方自体があまり必要とされず、サブネットの区切り方の発想もIPv4とは異なります。ただし現在も多くの社内ネットワークやクラウド環境ではIPv4のプライベートアドレスが使われ続けているため、CIDR表記やサブネット計算の基本的な考え方を理解しておく実務上の価値は引き続き高いといえます。
IPv4サブネット計算ツールは何に使えますか?
ネットワーク設計やサーバー構築の際、IPアドレスとサブネットマスク(CIDR表記)から、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・割り当て可能なホスト数・利用可能なIPアドレスの範囲をその場で計算できます。
CIDR表記とは何ですか?
IPアドレスの後ろに「/24」のようにスラッシュとビット数を付けて、サブネットマスクの長さを表す記法です。「/24」は「255.255.255.0」と同じ意味になります。
「利用可能なホスト数」はどのように計算していますか?
通常はサブネット内の全アドレス数から、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2個を除いた数です。/31は両方のアドレスが利用可能(2台)、/32は単一のホストを表すため1台として計算しています。
プライベートIPアドレスとは何ですか?
10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16の範囲は、社内LANなどで自由に使える「プライベートIPアドレス」として予約されています。このツールでは、入力したIPアドレスがこの範囲やループバック・リンクローカルに該当するかどうかも表示します。
入力したIPアドレスはサーバーに送信されますか?
いいえ。計算はすべてブラウザ内のJavaScriptで行われ、入力したIPアドレスがサーバーに送信されたり保存されたりすることはありません。