72の法則・資産倍増計算ツール
72の法則を使って資産が2倍になる年数と必要な利率を計算できます。利率を入力すると年数が、年数を入力すると必要利率がわかります。
最終更新:2026年9月9日 / 運営:sesebox(運営者情報)
72の法則は複利計算の近似式です。利率が低いほど精度が高くなります。
① このツールの使い方
使い方は2通りです。「利率から期間を計算」を選べば、想定している年利を入力するだけで資産が2倍になるまでの年数がわかります。「期間から必要利率を計算」を選べば、「何年で2倍にしたいか」を入力するだけで、そのために必要な年利がわかります。元本を入力すれば、2倍になったときの金額の目安もあわせて表示されます。
② 計算式:72 ÷ 年利率
72の法則は、次のとても単純な式で成り立っています。
資産が2倍になる年数(年)= 72 ÷ 年利率(%)
たとえば年利3%で複利運用した場合、72÷3=約24年で資産がおよそ2倍になる計算です。年利6%なら72÷6=12年、年利1%なら72年と、利率が高いほど倍になる期間は短くなります。このツールでは、参考として資産が3倍になる年数の近似式(114÷年利率)も一緒に表示しています。
③ どんな利率なら現実的か(目安)
| 年利の目安 | 2倍になる年数(72の法則) | 近い運用のイメージ |
|---|---|---|
| 1% | 約72年 | 普通預金・定期預金など元本保証型 |
| 3% | 約24年 | 低リスクな債券中心の運用などで語られることがある水準 |
| 5% | 約14.4年 | 株式インデックス投資などで長期の目安として語られることがある水準 |
| 7% | 約10.3年 | 積極的な株式運用で語られることがある水準 |
※上記はあくまで一般的に語られる目安であり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の投資では市場の変動により、これより低い、あるいはマイナスになる年もあります。
④ なぜ「72」という数字なのか
複利計算で資産が2倍になる年数は、本来は対数を使った式(年数=log(2)÷log(1+年利率))で求めますが、 これを暗算しやすい形に近似すると、分子がだいたい69〜70になります。72は1〜2、3、4、6、8、9、12など多くの整数で割り切れて暗算しやすいため、 近似の分子として広く使われるようになった数字です。同じ考え方で、3倍になる年数を求める「114の法則」、 4倍になる年数を求める「144の法則」も使われることがあります。
たとえば年利5%の場合、正確な計算では約14.2年で2倍になりますが、72の法則では72÷5=14.4年と、誤差はわずか0.2年程度に収まります。日常的な資産計画の目安としては十分な精度といえます。
⑤ 資産運用だけでなく、インフレにも使える考え方
72の法則は資産が増えるときだけでなく、物価が上がるとき(インフレ)にも同じ式が使えます。 「今の100万円と同じ価値のモノを買うのに、将来いくら必要になるか」ではなく、「今の100万円の価値が半分になるまで何年かかるか」を知りたい場合、 インフレ率を「利率」の欄に入れれば同じように計算できます。たとえば年2%のインフレが続くと、 72÷2=約36年でお金の実質的な価値がおよそ半分になる計算です。 より詳しい物価の目減りの試算はインフレ・物価計算ツールで確認できます。
⑥ 精度と注意点
- •72の法則は近似式です。年利1〜10%程度の範囲では実際の複利計算とほぼ一致しますが、利率が高くなるほど誤差が大きくなります
- •正確な将来価値を知りたい場合は複利計算シミュレーターや積立貯金シミュレーターを使うと、年ごとの推移まで確認できます
- •ここでの「利率」は税引前の想定利回りです。実際には運用益に税金がかかる場合があり(NISA口座は非課税)、手取りベースの資産の伸びはこの計算より緩やかになることがあります
- •この計算結果は将来の運用成果を約束するものではなく、あくまで目安として使ってください。投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家に相談してください
⑦ 「半分になる年数」を知りたいときにも使える考え方
72の法則は資産やインフレだけでなく、何かが一定の割合で減っていく現象にも同じ考え方を応用できます。たとえば、住宅ローンの金利ではなく「借金が複利で膨らむ速さ」を確認したい場合や、会員数・利用者数が一定の割合で減少しているサービスが「半分になるまで何年かかるか」を大まかに見積もりたい場合にも、72÷減少率(%)という同じ式が使えます。増える・減るのどちらの場面でも「率が一定なら、72をその率で割ればおおよその節目の年数がわかる」という考え方は共通しています。
⑧ 72の法則と他の近似式、どちらを使うべきか
資産が2倍になる年数を求める近似式には、72以外にも「69.3の法則」(正確な自然対数に基づく値)があります。また、元本が3倍になる年数を求める近似式としては、先述の114の法則のほかに「115の法則」(115÷年利率)が使われることもあります。数字が違う理由は、どれも複利計算の正確な対数式を、暗算しやすい整数に近似しているためです。日常的な資産計画で使う分には、割り切れる数が多く暗算しやすい「72」が世界的にもっとも広く使われています。金融機関のパンフレットなどで見慣れない数字の法則を見かけても、根本の考え方はこの72の法則と同じだと理解しておくと混乱しません。
⑨ 積立投資では72の法則をそのまま使えない理由
72の法則は、あくまで最初にまとまった元本を一括で投資し、そのまま複利運用した場合の近似式です。毎月コツコツ積み立てていく投資(積立投資)では、後から追加したお金は複利で増える期間が短くなるため、この法則をそのまま当てはめると実際の資産の増え方とズレが生じます。積立投資で将来の資産額を知りたい場合は、72の法則ではなく積立貯金シミュレーターのように、毎月の積立を考慮した計算式を使うほうが正確です。用途に応じてツールを使い分けてみてください。
72の法則とは何ですか?
72の法則は「72 ÷ 年利率 = 資産が2倍になる年数」という近似式です。例えば年利3%なら72÷3=24年で2倍になります。複利運用の期間を素早く概算するために使われます。
72の法則の精度はどのくらいですか?
利率が1〜10%程度の範囲では精度が高く、実際の複利計算とほぼ一致します。利率が高くなるほど誤差が大きくなります。正確な計算には複利計算ツールをご利用ください。